古典部シリーズとかそうなんだけど、物語の微妙に苦い部分というか……真実に近づくとひどい衝撃がある！というよりも絶妙に口の中に70%カカオの苦みが広がるな……くらいの香ばしい苦みみたいな程度のやつめちゃくちゃ好きなのかもしれ～んと本読み進めて思っていた 真実に近づくたび、たどり着いたところに知らなくてもよかったかもしれない、みたいなことが落ちているというか……うまく伝えられない

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なんかこう 人同士のことになると、自分たちはものすごく自分たちのできる限りのことはしたけど、そこには人の苦い部分があって、それを知ってしまってだからといって自分たちはどうすることもできない、もう深入りもできない、できる限りのことはやった あとは流れていく……みたいなそういう……その程度のやつめちゃくちゃ好きだな！？と思った

目の前にある解答に対して苦い思いをする、みたいなのの塩梅がちょうどいい、凄くショックでもない、まだ自分がどうにかすれば回避できる状況で、悪化しない道を選ぶというか……とても普通で、それがちょうどいい
人間関係で好きなのは割と当たり前の大きな起伏ではなく、なだらかに上がったり下がったり、時折躓いたり道を少し選択することがある、程度のやつだなと思った その石ころのことを時折思い出しながらなだらかな道を歩いていく ほんとにそれだけだ

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