2020.09 『ripple_s』 / 敬良
前にフォロワーと海に行ったら敬良海行ってくれよ~と思ったのでそのまま行かせてみました~というのが発端で本当は4月頃web漫画にする予定でした。そんなことしてたら時間が経って、エアブー合わせで描いていたら間に合わず、サイドストの更新で完全に燃えかけるという長い経緯のある本です。燃やした塵をかき集めてよく描いたなと自分で思っています。当初の予定では「伊勢崎くんはなにかあったとき佐海くんの目の前からいなくなってしまうんだろうな~」と漠然と考えながら、伊勢崎のいう言葉に対して佐海は深く信じることができないという話でした。なので更新を受けてセリフとかを変更しています。
佐海の言う「わかってるよ」は「どうせ気づいたらいなくなってる」っていう弱音です。自分から自分に感想を言うなら「この伊勢崎、(付き合ってるのに一緒にいるって言ってやれなくて)ごめんってちゃんと言うんだ! 誠実だね」と思いましたが、付き合ってるから言う可能性があるんであって、そうじゃなかったら言わないかもしれないですね。ちなみにこの本でのその後のことは断定していないです。(こういうの書くと断定しているように見えるので)
悲しく見えるのは、誰かといれることができるのにわざわざそちらを選ぼうとしないからなのかもしれないなあと思ったりして(軸をブレさせる気がないのはよくわかるので)、でもこの本のように、佐海が何も知らなくても伊勢崎敬がどういう人間かがわかるが故にきっとこの時間は続かないとどこか察してしまうのは、あまりに儚く悲しいものだなと思います。気づかなければ幸せだけれど、そうじゃないから寂しいし痛みを覚えてしまう。そういう痛みのことを知っている二人であったらと自分の中では思っています(自己世界の話です)
イメソンの話
描いてるとき海っぽいやつ~と思って聴いてたら、こういう雰囲気が合う感じがいいよなあと思えた曲でした。シューゲイザーに詳しくはないけど、こういう雰囲気の曲は感情が揺さぶられそうになるので、聴いては「こういう感じがいい!」と思いがちです。ショートムービーのエンドロールに流れるとでも思って聴いてください。
ほか二つは私の中にある二人の愛?に対する勝手なイメージです。雰囲気で話をしているので歌詞が的確にあっているとかそういうことはないですが、聴いてると暖かいのに寂しい気持ちになるし、そういう二人が私の頭の中にいます。
タイトルの話
海っぽいやつがよくて海っぽいやつ!と思っていろいろ単語の検索かけて、一番しっくりきたのでこれにしました。波の音がやたら耳に入ってくるような、静かな情景イメージです。