沈黙 通り道の施設の庭に咲いているすずらんが揺れているきみの声が鼓膜をふるわせるのを思い出したもしたとえばきみがすずらんだったとして、きみが俺を毒で殺してしまうのかきみの手がまた自分の首をしめてしまうなら否定してあげたかった誰かのための手だってすんとした空気が通り抜けて、小さな痛みがきみのようなにも知らないみたいに通り過ぎるぜんぶそうしたら、きっときみも自由でいられるね5月 28, 2025