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No.16, No.15, No.14, No.13, No.12, No.11, No.107件]

221204


※ポケモンSVのネタバレ内容を含みます


 日記にまとめたいな~といってすぐになってしまいましたが、早速日記を書こうと思います。なんと前回の日記から3ヶ月経過しそうになっているようです。ちょっと間が空きすぎてしまいましたね。


 お昼間に話していた複数のアカウントのフォロー整理は、別垢を運用する以上、こちらからフォローすると、逆にフォローの圧をかけてしまったりする可能性があるかな?と思ったので、こちらからフォローした方は外す・公式アカウント以外に対しては受け身の状態にする、という方法を取ることにしてみました。
 もし昨日までにフォロバしてくださってた方が見ているかわからないのですが、壁打ちにも関わらず返してくださっていて、本当にありがとうございました!もしまたご縁あってフォローしてもらえたら、そのときはまた是非よろしくしてもらえたら嬉しいです。

 今日までの間にindigo la Endの武道館公演に行ったり、

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 名古屋に刀を観に行ったり、

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 一人で海に足を運んだりしていました。

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 流石に3ヶ月もあるとやっていることが多いですね。
 年末には初めてCDJに参加する予定なので!そのお話もどこかでできたらいいな~と思っています。


 最近はちまちまと、ポケモンSVを進めています。

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 個人的にはBWぶりにきちんと手を出しているので、およそ10年ぶりくらいに真面目に進めている状態です。流石に10年も経ってしまうとわからないことが多く、なにがなんだかさっぱりですが、新鮮な気持ちで遊んでいます。少しだけ画面酔いにも慣れ……たかな?

 私生活でもポケモンの話をするのですが、なんと鈍足すぎて生活でまで私にとってはネタバレの嵐なんですね。なので負けじと頑張って進めてるんですが、丁寧に進めすぎてるのか進捗が死ぬほど悪い。なので、せめて私生活の周りの人が気兼ねなく話せるレベルまで進めよう……と意気込んでいるところです。
 個人的に今作は、大好きなエルレイドやデンリュウあたりが育てられて嬉しいです。ジュペッタも!ブラッキーも野生で出てきてびっくりしました。ピクニックのときにみんなを洗ってあげられる機能に、DSのnintendogs的気配を感じています。

 キャラクターとしてはペパーくんが愛らしい!「~ちゃん」ってつけるのがかわいい。いいやつ~。ジムリーダーのみんなもなんだか好ましいな、と思う瞬間が多いです。まだ全員は知らないけど、アオキさんがなんだか好きです。
 自分自身もかわいい子を作れちゃうし、みんなとの記念写真も素敵だから、その瞬間を毎回楽しんでいる気がします。


 ゲームに時間を割いている代わりにここ一週間絵を描いていないのですが、その前の週まではワンドロを一生懸命やっていて、気づいたら8枚くらい一ヶ月のうちに描いていたようですね。私にとっては快挙かもしれないです。
 ただワンドロは1~2時間くらいの絵なので、やっぱり時間をかけた絵も描きたいな~と思いつつ、ゲームが落ち着いたら描けたらいいな、と思っています。お察しの通り好きなもの・気になるものがたくさん溢れかえっているので(最近はイナズマイレブン、ポケモンに加えて忍たまも気になる!笑)一つずつ消化したいと思っています。お待たせしているお題やタグ、みなさんの推しのやつも描き進められたらいいな。


 そして、以前少しだけツイッターにあげたのですが、ついに衝動買いで初音ミクさんを買ってしまいました。

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 MIDIキーボードなども買ったので、作曲ができるようなセットは一式揃ったことになります。行動力だけは凄まじいですね。

 私は前に少しピアノをやっていたくらいでコードのことはさっぱりだったりするので、少しずつ、体感で楽しいな~と思いながら作曲のことがわかっていけたらいいなあ~と思っています。自分の同人誌のイメソンを作るのがやっぱり目標なので、一歩ずつ進めていけたら嬉しいですね。初音ミクさん、一緒に頑張ろうね。


 次日記を書く時、いつになるのかなあ~とぼやぼや考えてはいるのですが、2月のイベントにイナズマイレブンで申し込んでいるので、原稿の話なんかが少しできたらいいかもしれないな~とぼやぼや考えています。その前に、CDJの体験記を気が向いたら書くかもしれないですね。
 寒くなってきて少し気分が落ち込み気味ですが、体調を整えるのを頑張りたいです。

日記

220912



 前回の日記から一ヶ月くらい空いてしまい、日は気づいたら経っているものだなあと感じる日々です。もう朝や夜には秋風が感じられて寂しい気持ちになってしまいますね。毎日あつくてその日その日を恨んでいたくらいなのに、夏の終わりにはさみしくもなる。少し薄情なのかもしれません。

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 これらは先日購入した本です。本棚は有限なので、Kindleじゃ味わえない良さがありそうな本や、さらっと読める実用書を紙で買っているのですが、中でも詩集・短歌集は気づいたら買ってしまっていることが多いです。装丁をみるのも、短い文章や言葉に含まれた物事、空気を考えるのもとても楽しい。


 8月は7月までの無理がたたり、完全に精神から身体から全てが終わってしまって同人誌も落としてしまいました。今は体調を問題ない状態にするために食事に気をつけてみたり、運動をしてみたりしています。なにより、自分に負荷をかけないように、しばらくは締め切りからは解き放たれる予定です。体調がもとに戻って、その時描きたいものを本にしたい!と思えるまで、とにかく粛々と体調を整えることに専念します。ちなみに運動は、もちろんDDRもしくはDANCE a ROUNDです。散歩もするけれど、汗ばむくらいの運動で自分が継続して楽しい!と思いつくのがこれくらいしかない。音ゲー最高!

 9月は移り変わりの季節ですが、自分の誕生日があるので凄まじく動きが激しいような感じがしています。ここを読んでいるかわからないですが、祝ってくださったみなさんありがとうございました!

 個人的な話ですが、自分の誕生日はBEMANIの好きなキャラ、ジョマンダと誕生日が一緒なのもあり、より一層特別な日になっています。JOMANDAという曲があり、それを制作した方が大好きなサウンドクリエイターで、そのサウンドクリエイターをモデルにしたのがジョマンダ……という経緯をもつ不思議なキャラですが、2年連続意地でお祝いをしたので、相当好きなんだろうなと感じています。もはや特別な思いを重ねたキャラと言っても過言ではない。

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 ところで、最近はほぼ毎日、イナズマイレブンを懐かしむように観ています。

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 アレスに出てくる基山タツヤの絵です。基山ヒロトとしての人生を歩まなかったタツヤには瞳に光が入っていて、それがまるで彼にまつわる流星のようだなあと勝手に思っています。

 イナズマイレブンは私が小学生の頃にクラスで流行っていて、触発されて観たのがはじめてのことでした(pixivでも流行っていたけど、しっかり小学生男子に人気で、幼なじみと通信をしたりしていました。ポケモンと同じような感覚です)
 私がはじめて観た回は第63話なのですが、ちょうどチャンネルを変えた時、ボールを受けた子がひどく苦しそうに呻いているシーンだったので、イナズマイレブンって普通の爽やかなサッカーのアニメじゃないの!?と思ったことをよく覚えています。

 前はただただ、「子供向けの割に重い設定を背負った子が多い」みたいな印象だったのですが、今観ると、その悲しい記憶を背負っていることによる心の動きを考えるのが面白いですね。少しだけ詩も書きましたが(自分の文章を詩と呼ぶように慣れさせています、まだ気恥ずかしい)今更ながら吹雪士郎くんをすごく魅力的なキャラに感じます。彼の深層心理を解きほぐすのに、登場から(ほぼ)最終決戦まで時間をかけているんだと改めて気付かされました。基山ヒロトのことももとから好きだったけど、より一層磨きをかけて好きになったように感じます(アレスのタツヤとしての人生も考えるとまた面白い)。一番好きなのは緑川リュウジくんなので、登場する世界編を今後観た時、新しくなにかに気づけたら嬉しいなと、そんな風に思っています。他のキャラのことも新しい魅力に気づけることが多くて楽しい。一度観たものから新しいことに気づけるのってすごく嬉しいことですね。


 イナズマイレブンの話だけやたら深くしてしまいましたが、他にもポケモンをやたら力を入れてやったりやらなかったりしております。

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 これは思わず購入したNのマスコットです。ポケマスのトレーナーズサロン、トレーナーへの愛情がより一層高まっていいコンテンツ。

 ポップンミュージックも、東方も、ぷよぷよも、当然のことながら刀剣乱舞もそうですが、個性的なキャラクターがたくさんいて、物語がありつつも、こちらが自由に想像を膨らませる余地のある作品は、長く好きでいるような気がします。そこに音楽やイラストなどの視覚情報も追加されて、より一層記憶や感覚が刺激を受けて、好きを強くしていくんですね、と考えたりもする。自分がなにかを好きな理由って改めて考えると難しいですが、共通点を見つけると案外面白い発見があっていいですね。


 絵を描きつつ、詩も書きつつ、いろんなことをしてみてはいますが、今興味があるのは音楽をつくることです。ちょうどノスタルジアには(私の大好きなピアノのゲームです)PCでできる家庭版が存在しており、例えばそのためにコントローラーとしてMIDIキーボードを買えば、気づいたら音楽を作るためのパーツがひとつ集まることになるのだなあとぼんやり思っています。

 バーチャルシンガーに歌わせてあげられたら楽しいだろうなと勝手な想像を膨らます日々、同人誌に合わせて曲も作れたら楽しいかもしれないですね。そんな夢のような話をして終わります。また気が向いたときに。

日記

2022.07 『ネバーエンド』 / 類司



ペーパーを出すことができなかったので、私が描いた話について少しだけ書き残します。


・ひとりの海
 ラブリーサマーちゃんの『水星』のカバーが大好きなので、なにかこの曲を下地に文章を書きたい!と思ったのがはじまりだったのですが、想像以上に孤独感が強い感じになってしまいました。元はtofubeatsの曲ですが、ラブサマちゃんのイントロから出るさみしさみたいな雰囲気や、鍵盤のメロディがシンプルなところも飾ってなくて良いですね。カバーともに共通することですが、「きらきら光る星のはざまで 二人踊り明かしたら もっと輝くところに 君を連れて行くよ」という歌詞が凄まじく好きで、そんなことを思う類がいたらいいなと、本当は思って、いたのですが……独白で類→司になると、やはり孤独感を強調してしまうようです。
 しずかの海はもしかしなくても某なんとか乱舞で知った言葉で、かなり気に入っていたので入れました。実際に月にある場所のことを指すようで、某作品では望みのある場所、みたいな前向きな羨望を向けるような使い方がされていたのが強く記憶に残っていますが、そこに一緒に立っても・連れてきても、のような使い方をここではしています。
 臆病さは孤独を生んでさみしいけど、どこかみていて安心してしまうので、類のことをついそのように描きがちです。ごめんだけれど、許してね。


・アイスの話
 一年前、フォロワーさんのもくりに参加していたとき、ほとんど聞き専で聞いていた(はず)の「サーティワンで何を選ぶのか」談義を聞いていて、勝手に私が思いついた話です。おそらくですが、誰かが「ラブポーションサーティワンって類に言ってほしい」みたいなことを言っていた気がする……けど、流石にもう一年くらい前の話なので何も覚えていないです。思いついたのも当然一年前なので、だいぶ古い話を掘り起こしたことになります。お蔵入りにならなくてよかったです。今読むと、だいぶ恥ずかしい話でしたね。


・もしもの話
 これも古い話を掘り起こしてお蔵入りを免れました。もしも○○が起きたら、という最悪な事態のことを想定した話を考えるのは割りと癖づいているので、大体もしもから始まる話が多いです。 
 一年前なのでもはや他人の考えた話なのですが、司が「本当になる」とたしなめるのは、咲希ちゃんのこともあると思うと、わりと辻褄が合って面白いな、と思います。そう考えると、あんまり笑えない冗談って司は好きそうじゃないですね。  後は多分、類に「君がいなくなったら なんとしてでも見つけ出すさ」「~僕の一等星なんだから」と言わせたかったんだろうな。その辺りのは今も読んで好きなセリフだなと思うので、多分一年前の私も、そうなのでしょうね。


・ふめつのこころ
 もはや私の全自カプ『ふめつのこころ』がいい、と言いたいレベルで『ふめつのこころ』という曲が好きなので、それをベースにできた文章です。この場でなぜパソコン音楽クラブremixじゃないといけないのかというと、そのremixのイントロの音を聞いていると光・ライトが明滅しているような感じがするから……という私の勝手な印象のせいです。(確かなんか、類司について語る会みたいなのが一年前にあって、そのときにもイメソンとして挙げたと思います)
 クリスマスの大きな飾りが明滅するみたいでかわいいな、と思っていて、そんな風に変わる類の気持ちがあり、それを類自身が自分の中に閉じ込めておく、みたいなイメージです。いつかgifでイメージを描き表したいなとも思うんですが、動画はいつになるのかもわからない未達成目標なので、ハードルが下がったらやりたい。
 あとは彼らは渋谷にやたらいるイメージなので、そういうのも込めました(最後のあとがきは自分で撮った渋谷の写真ですが、そういう意味でもつなげています)今の渋谷は世の中の最新が集まっていて、おしゃれな電子音と人で溢れかえってる感じがします。気のせいかも。


・タイトルの話
 ワンダーランズショウタイムって永遠じゃないんだ、と思ってから思いついてつけたタイトルです。あとがきにもありますが、永遠ではないけど、自分の中に残る思い出としては永遠の時間になるという感じです。さみしいけど、閉園時間があるみたいに、終わる時間があるということなんでしょうか。類と司ってどれだけのことが思い出になって、これからもつながっていくんだろう。
 内容よりも、イメソンよりも、寄稿をいただくよりも後につけたタイトルでしたが、様々なものが、一瞬の・あのときの・あの時間の……という感じでつながっていったように勝手に感じるので、このタイトルにして良かったのだと思います。

あとがき

220730



 今回の日記を書くまで、だいぶ間が空いてしまいました。これまでにたくさんのこと(BEMANIシンフォニー、大加州刀展という北陸旅行、真剣乱舞祭2022東京公演、indigo la Endのライブなど……)がありましたが、7/23までの期間と当日で、すべてが染まってしまったように思います(上記の思い出も、本当に大事な思い出です。いい体験がたくさんできたので、どこかでお話できたらいいな)

 私は本を出すにあたって、なんかせっかくだし爪痕残しておこうかな~という気持ちで申し込み、周囲の様々な動きをみていて、私も誰かと一緒になにか作りたい!と思って、途中から自分の思い出に残る本を作ろう!というテーマになりました。結果として、心のそこから尊敬し、敬愛する方々にお願いをしてしまったのですが、まさに行動力の化身。今思えば他人事のように「誰?こんなことしたのは……」と言えてしまうのですが、その時の他人のような自分には感謝をしつつ、同時に寄稿してくださったみなさんに大きな感謝をしてここに生きています。本当にありがとうございました。寄稿してくださった作品を見ながら、全部自分の本のために描いてくださったのか、夢みたいだな、と現実と夢の間で揺れながら、本を完成させました。見苦しいところを見せてしまったところ、自分のやりたかった装丁に間に合わなかったことだけが悔いですが、どれもこれも良い思い出としてすべて包括され、未来の私がきれいに話すことでしょう。

 ほんの少しだけ、感想も頂いており、日々この自分の好きな感じを貫き通して描いて、良いと思ってもらえるのがありがたいことだな、と思います。もったいないのでゆっくり噛み締めて。なるべくもらった感想や褒め言葉を保存したりしておりますが、自分が好きなものを描き続けられるように、大事にしたいですね。

日記

2020.09 『ripple_s』 / 敬良



前にフォロワーと海に行ったら敬良海行ってくれよ~と思ったのでそのまま行かせてみました~というのが発端で本当は4月頃web漫画にする予定でした。そんなことしてたら時間が経って、エアブー合わせで描いていたら間に合わず、サイドストの更新で完全に燃えかけるという長い経緯のある本です。燃やした塵をかき集めてよく描いたなと自分で思っています。当初の予定では「伊勢崎くんはなにかあったとき佐海くんの目の前からいなくなってしまうんだろうな~」と漠然と考えながら、伊勢崎のいう言葉に対して佐海は深く信じることができないという話でした。なので更新を受けてセリフとかを変更しています。


佐海の言う「わかってるよ」は「どうせ気づいたらいなくなってる」っていう弱音です。自分から自分に感想を言うなら「この伊勢崎、(付き合ってるのに一緒にいるって言ってやれなくて)ごめんってちゃんと言うんだ! 誠実だね」と思いましたが、付き合ってるから言う可能性があるんであって、そうじゃなかったら言わないかもしれないですね。ちなみにこの本でのその後のことは断定していないです。(こういうの書くと断定しているように見えるので)

悲しく見えるのは、誰かといれることができるのにわざわざそちらを選ぼうとしないからなのかもしれないなあと思ったりして(軸をブレさせる気がないのはよくわかるので)、でもこの本のように、佐海が何も知らなくても伊勢崎敬がどういう人間かがわかるが故にきっとこの時間は続かないとどこか察してしまうのは、あまりに儚く悲しいものだなと思います。気づかなければ幸せだけれど、そうじゃないから寂しいし痛みを覚えてしまう。そういう痛みのことを知っている二人であったらと自分の中では思っています(自己世界の話です)


イメソンの話

描いてるとき海っぽいやつ~と思って聴いてたら、こういう雰囲気が合う感じがいいよなあと思えた曲でした。シューゲイザーに詳しくはないけど、こういう雰囲気の曲は感情が揺さぶられそうになるので、聴いては「こういう感じがいい!」と思いがちです。ショートムービーのエンドロールに流れるとでも思って聴いてください。



ほか二つは私の中にある二人の愛?に対する勝手なイメージです。雰囲気で話をしているので歌詞が的確にあっているとかそういうことはないですが、聴いてると暖かいのに寂しい気持ちになるし、そういう二人が私の頭の中にいます。


タイトルの話

海っぽいやつがよくて海っぽいやつ!と思っていろいろ単語の検索かけて、一番しっくりきたのでこれにしました。波の音がやたら耳に入ってくるような、静かな情景イメージです。

あとがき

2020.05 『たとえば』 / 敬良 補足・あとがき



月末読んで「なにかを形にしたい」とずっと思ってたんですが5月になってしまいました。
あれから一年経った伊勢崎くんは19歳で、もう二ヶ月ほどで20歳になってるんだなあ~としみじみ考えてしまいます。

伊勢崎くんに「良輔は曲がらずに成長してほしい」という感情が未だある前提でここまで至ったとして、あのまま佐海くんは曲がらずに成長してくれるんではないだろうか、そしてまた伊勢崎くんはその気持ちを強めるのではないのか……という勝手な憶測と希望と願望が月末佐海により生まれました。ので、その気持ちをなんとか漫画にしましたが、説明しないとわからない話ですね。

あたたかい灯りという言葉を受けて「まばゆさよりも柔らかく優しい表現の方が適切なのか?」と同時に春の暖かさなんかも一つ連想するんですが、そう考えると3月に桜の木の下にいる佐海くんが見られたことが改めて特別なように感じます、もちろん錯覚ではあるのでしょうが。

そんな感じです。そういえば恒常に月末のが入ったのでいつでも出せちゃいますね。嬉しいな。

あとがき

2020.02 『bonus track』 / 敬良



今回の内容の話

元々「夜中に伊勢崎のトイレにつきあわされる佐海」というタイトルでウェブ漫画としてあげようとしていたんですが、気づいたら20Pを越えていたので、こんなんウェブ漫画であげようとしたら永遠に描き終わらなかったな、といった感じです。

ただざっくりとした「伊勢崎は暗闇が苦手」というところから、夜中にトイレしたい時どうしてんの?と思って描きはじめたのですが、描いてる途中で、合宿施設は電気がうっすら灯ってるのか灯ってないのか微妙だなあ、と思ったので、都合の良い構造の建物に宿泊しているヒーローということにしてしまいました。(サイドストで時刻はわからないにしろ、夜に出歩く伊勢崎の姿もあるので……)いろいろとメチャクチャですいません。合宿施設のこと何もわからないな……


昔と変わらないように見えて、決定的に違うようなところをなんとなく感じている、という佐海くんが私の中に存在しているので、そういう佐海くんのイメージで描いています。伊勢崎については「多分佐海くんの前で暗いのがこわくなって蹲ったとは言わんだろうな」と思う反面、「なんかいつもと様子が違うのは漏れ出るんじゃないか」というところで、どうしてもとお願いするときに服を握らせてみたり手を握ってみたり……みたいな動作とかに出たら~みたいな感じでした。一周年のカドストを読む限り、佐海くんは思ったより鈍感ってわけじゃなさそうなので、微妙な「普段どおりとの誤差」とかに気づく時は気づくのかなあと思っています。そもそも第六感が冴え渡ってるはずなので、やっぱりいろいろ予感として気づいちゃうのかもしれない。

佐海くんは色々思い出して複雑な気持ちになったりすると思うのですが、メインストで伊勢崎が襲撃事件の夢を見ていたところをみると、多分昔は暗闇が怖いとかそういう態度は見せないでいたんだろうなあ~なんて思う反面、今ああやって暗闇が怖いって言う伊勢崎を見た佐海くんとか、なんなら柊くんも、どう思っているのかな~なんて考えたりもする……という私の気持ちがあの回想シーンに込められています(詰めが甘いので、ホントはゲーム内で布石されている細かい設定を見落としているかもしれないのですが……すみません)

今までベラベラ色々言ってきましたが(会田のアカウントのことも含む)、実際のところ二人はお互いについて言葉数が少なすぎるので、憶測で心境を探ったり、ものを言うことしかできてないです。なので「思い切って気持ちを定義して言葉にする」か「ぼんやりとした状態のままにする」のどちらかを取らざるを得ないのですが、今回は後者側ということであんな感じになっています。


イメソンの話

すごくきれいなものを選んだつもりでした。この二人のことを幻視しすぎているのかもしれないんですけど、彼らが言葉にしたがらないようなことを、私が勝手に壊れ物みたいに大事にしたい意味でこの二つを選んでいます。難しい気持ちの底に純粋さが含まれているような気がして、なんとなく蔑ろにできないし、できることならしたくないなあ、と勝手に思っています。


タイトルの話

そもそも「ボーナストラック」というタイトルを付ける前に別のタイトルを決めていたのですが、家にあった越谷オサムの「ボーナストラック」という本を見た時に、いろいろ考えてこっちのほうがいいなと思ったのでつけました(まだその本は読んでない)
「本心」とか「BL的な捏造の好意」とか、そういうのはアルバム全曲のうちでは描かれない二人……なんじゃないかという感じでいるので、短編集のときはこのタイトルを流用してナンバリングでもしたいところ。

隠しトラックってBUMPだと大量のbrankが挟まれていたり、他のアーティストでも最終トラックが終わって3分後とかに流れ始めたりすると思うんですが、その間が大事だと思ってて、特に伊勢崎の本心なんかはそういう長い間を経ないと見えないんじゃないかな~というような深さにある、みたいに考えている……という意味も込めてます。エンドロールが終わらないとわからないような感情なんだと思っていたい。ホントはもう一本話を入れたくて、その話でうっすら伊勢崎の気持ちが見えるような見えないような……にする予定でした。無理でしたね。

あとがき